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IL GHIOTTONE ~ イル ギオットーネ ~ anniversary~

今日を最後に、この店から卒業すると決めた。
少し大げさな表現だけど、来年から木屋町だけに絞ることを決断し、
最後のLunch へと向かう。
 
 IL GHIOTTONE 京都店 ~イル・ギオットーネ~ 

pm14:15
京都冬の陣2009の2日目、 Lunch は、お馴染みの京イタリアン。
少し遅れてドアを開けると、『お待ちしておりました』と、ホールスタッフのお出迎え。
金曜のLunchにしては、店内はいつもより落ち着いている。

『いらっしゃいませ』
長い髪を切り、少し幼い印象になったホールのMさんから、menuをもらう。
<カツオ>の文字に惹かれ、Menu.A にした。

  来年早々から改装するという厨房には、お馴染みのスタッフが働く。
  多少、ポジションチェンジはあるものの、新しいスタッフは・・・
                                      あ、あれっ??(・・∂)?
  確か、あの、少し猫背で後ろ髪のパーマは・・・
  『自称 ◆山雅治?◎嶋ヒロ?』の横やん♪だ。
  あまりにも普通に働く彼の姿に驚き、Mさんに尋ねる。
  『そーなんですよ、イタリアから戻ってフツーに溶け込んでます』とのこと。
  見覚えのある後姿がちょっと嬉しい(←って、勝手に思っているだけだが)


●le Vigne di eli ETNA BIANCO 2007
~エトナ・ビアンコ 2007 レ・ヴィーニェ・ディ・エリ シチリア~
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  最初のワインは白、フルーティな香り、飲みゴゴチはスッキリ。
  エチケットは、愛娘が2歳の時に書いたお絵かき。なんとも芸術的なセンス。
  
●ズワイガニとリコッタチーズのクリーミーなアランチーノ
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  ずっしりと詰まったカニの身。
  「アランチーノ」とは、小さなオレンジという意味らしく、形が印象的だった。

●新鮮なカツオと採れたてのカブと柿のインサラータ、冷たいかぶら蒸し仕立て
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  ギオットーネ、得意の冬の組み合わせ。
  うーむ・・・、今回はカツオと野菜が合体していないようなバラバラな印象で
  残念ながらいつもの美味しさは感じられなかった。

  途中、、難しい顔で食べるアタシに「何か考えているのか?」と相方より尋ねられたが
  実は、味の評価を・・・なんてことはナイ。
  ぶっちゃけ、この系統のサラダを食べるとき、
  上手くフォークに刺せず、苦労するので飽きてしまうのである。
  相方の呆れ顔をムシして、休みながら食べるアタシ。。。( ̄~ ̄;)


  ここで・・・冒頭の『最後の晩餐』ならず、最後のLunchと決意した原因の1つは
  今から食する<パスタ>である。
  何度も言うが、人間の味覚はとても素晴らしく、それが故に合わないモノには厳しい。
  木屋町のパスタに惚れ込んでしまったアタシの味覚は、かなりハイレベルなものに。
    
 
●フレッシュサーモンとういきょうの軽いトマトソースのバヴェッティーネ
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  はっきり言って、ヤラレタ。。。めちゃめちゃ美味しい~♪(゚▽゚*)ニパッ♪
  具材よりも何よりも、この麺がたまらない。塩加減、湯で加減ともに絶妙。
  もちろん、軽いトマトソースがサーモンとういきょうに、ほど良く絡んでいるし。

多分・・・既に、カウンターに座り、今日のパスタ担当を確認した時から
(勝ち負けじゃないけど)この結果は分かっていた。
いつかは・・・と思っていたしね。
以前、丸の内にいたエースが「今まで食べたパスタの中で、№1」と賞賛するほど。
そんな人が本日のパスタ担当はなんだもん。

ダメダメ!今日が最後と決めたのに。この展開は非常にマズイ!
後ろ髪が・・・完全に引っ張られている。(←もしかして隣の相方が・・・)


次は、メイン料理、セコンドの出番。
今年の春よりDolce からコンバートして、8ヶ月。
どんな料理が出てくるのか、期待をしつつ、事前に軽めのプレッシャーもかけておいた。

●とってもやわらかな鶏モモにロートロの炭火焼き、
             温かい大根添え、黄柚子の香りで

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  と、ここで、料理名は上記のように記載されていたハズだけど・・・
  多分、小エースなりにアレンジしたプレートかも。。。(未確認)
  
  料理が置かれて、すぐ目に入ってきたのは鮮やかな緑。
  ソースも含め、色とりどりの野菜がふんだんに使われ、中央の肉を囲むような盛り付け。
  「ロートロ」とは巻くという意味で、この肉もギオットーネではよく見かける。

  素直に感想を言うと・・・
  盛り付け方に、Dolceで培った感性が上手く表現されているように感じた。
  けど・・・あえて厳しいことを書くと・・・
  肉の炭火の風味がもう少し。
  (多分、水菜)ソースのアイディアは良いと思うが、味付けのメリハリが無い。
  そのせいで、視覚でのインパクトはあるのに、味覚の印象が残らず。。。



そんな(!?)ワケで、アタシの胃袋には、もう少しだけ、余裕があった。
余裕が無くとも、チャンスを逃すまいと、オーダーしていたと思う。
パスタのおかわりを注文するアタシに、すかさずMさんのツッコミが。
『おかわりがクセになってますか~?』
木屋町でもパスタのおかわりを知って、苦笑していた。

●くもこ(鱈の白子)とネギのバヴェッティーネ
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  さすが・・・さすが、しか言いようがなく、それ以上の言葉も必要無し。
  おかわり3杯くらい・・・出来る感じ。。。美味しかった~(*゚▽゚*)

カウンターの前は、ちょっとしたシンクになっているので
ちょうど、近づいてきた坂本さんにお礼を。


最後はDolce
小エースが肉担当に代わり、新担当はケーキ屋さん出身のPatissier。
今までDolceに関してワガママ言いたいホーダイだっただけに今回は・・・
いやいや、今回も、肉担当にリクエストだけはしておきました(苦笑)
 
期待薄だった肉担当は、予想外にも活躍してくれた・・・が
Mさんの気配りに少々押されてしまった、ような~(笑)

●イチゴショートと、和栗のティラミス(メッセージ付)
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  プレートを置くMさんのチクリ毒舌に、相方共に苦笑。
  定番の和栗ティラミスは、かなり評価高し。面白い食感と、甘さもちょうどヨシ。
  アタシオーダーのイチゴショート。
  さすが・・・、ケーキ屋の経験を持つというか、お菓子の勉強をした人だなと。
  デコレーション、イチゴの見せ方、合格!(←上から目線)
  スポンジと生クリームは、イチゴの割合が多いにも関わらず
  すんなり口に入る。 ←←←おいしぃ。。。(゚▽゚*)

  ここで、忘れてならないのは、メッセージ。
  『Merry Christmas』 は季節モンとしても 『祝!3周年』 ←(゚ω゚;)。o○オオッ!
  近づく小エースにメッセージを確認すると『ボクじゃないです・・・』
  ということは、Mさんからなのであーる!! ← さすがっ♪

●デザートワイン
  ここでもきちんとアタシと相方の好みを把握しているMさん♪
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ここまでくると、もう最後だのと言ってられないくらい、気持ち良い空間に酔うアタシ。
           (● ̄  ̄●)ボォ----
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なんとこの日、初めて(!?)坂本さんがお見送りに。
恐らく、いつもは遠慮していたのか、小エースに任せていたのか(!?)
初めてに近い、長めトークは、正直、アタシ自身の空回りを感じ、焦った。
実は・・・話す坂本さんは、とてもほんわりして、少しテレた顔をしながら話す。
それが、なんとなく、アタシの中のイメージが違いすぎて・・・
                      ↑↑小エースからの影響だからねぇ・・・(汗)


焦りつつも、うまくまとめ(←ホントかいな~)店の外へ。
さすがに冬という季節だけあって、夕方という時間でも暗くなっていた。
外で待ってた小エースに、今回の役割分だけお土産を渡し、店を後にした。


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最後と決めたLunchを終えて・・・
全ては『好み』だと思う。
目の前にあるモノに対して、スキかキライか。合うか合わないか。

パスタだけでなく、料理全般や店の雰囲気、この1年くらいで微妙なズレを感じていた。
木屋町と比べることも多いが、どうしても外せない、外したくないお店にも関わらず、
アタシの中の『合う』からズレはじめ、修復がきかない状況に。

    だけど、知ってか知らぬか、それとも単なる偶然なのか・・・

                  逆に、前より、ハマル状況になるとは。。。。(トホホ)

何が起きるか分からないっていうのは、楽しいねぇ。。。



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肉担当のメインを食べて・・・
素直に感想を伝えた。
ダメ出しにも似た感想だったけど、小エースなりに感じとってくれたのかな。

Dolceに、リクエストのショートケーキがあったことに驚き、尋ねた際に
当たり前のように答えた。
相方からの突っ込みには、少し照れながら話すにも関わらず
アタシのクレームには、あまり動じず、フツーに受け流す。
そんな姿は変わらないが、肉担当へのコンバートが成長を促し、
『責任』も身についてきたような気がした。


  だけど、今回の役割ポイントは 『予・肉・ド』
                              なので、3つまで。。。ね。
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by tsuyo-24co | 2009-12-11 14:15 | IL GHIOTTONE