2010年 04月 10日
IL GHIOTTONE ~ イル ギオットーネ ~ 2010 春~
2010年春の京都を締めくくるのは、やっぱりお気に入りのお店。
IL GHIOTTONE 京都店 ~ イル ギオットーネ ~
昨年まで、Lunchは本店、Dinnerは木屋町というコースが定番だったのだが
今年は、昼と夜を逆で攻めていく作戦へ変更。
12月に食した『坂本パスタ』を、今回は思う存分、堪能することをテーマとし、
京都店、2回目となるDinnerへと向かう。
店の前で咲いている桜の下から、空を見るのがスキ。
だけど、早々と散ってしまった今年の風景は、なんだか寂しく感じた。
pm.19:00
ドアを開けると、左手に厨房が見える。
2010年の初め、1ヶ月という月日をかけて改装した厨房。
今までより、配置が整列されているように感じながら、スタッフに挨拶をする。
『いらっしゃいませ』 指定席のカウンターへ着くと、ホールのMさんから挨拶される。
Menu は、前菜、パスタ・・・で後はお腹具合で様子をみることにした。
●ミモザ
『おつかれさまでした』 と、近々退職するアタシへ気遣いをいただく
ありがとうございます (^人^)感謝♪
●レ・マッキオーレ パレオ ビアンコ [2007]
最初のワインは、フルーツの香りに酸味がある白を選んでくれた。
前菜に合わせながらも、アタシの好みをきちんと把握してくれてるのが嬉しい♪
●前菜3種の盛り合わせ
『ウチの前菜は憎いくらい美味しいですよ』 と、Mさんの言葉通り
正直、嬉しい「ヤラレタ感」だった。
どれを食べても美味しく、改めて前菜チームを見直した。
最近の前菜は、インパクトを感じなくなっていたので、あまり期待はしていなかったが。
いやいや、さすが・・・早川さん、お見事です。(パチパチ♪)本日のオイスィ~(゚▽゚*)ニパッ♪
前菜に舌鼓を打ち、ワインを飲みながら、ふと厨房を見ると・・・
久々のご対面、オーナーシェフの笹島さんの登場。
『こんばんは』 と、カウンターにいるアタシ達に挨拶をしてくれた。
聞けば、丸の内や木屋町へいくことが多いので、本店スタッフも、久しぶりらしい。
●パスタ3種盛り(←前菜とかけてみました♪)
恐らく、どのスタッフも思ったことだろう。
よく、まぁ、パスタを「3杯」も食べれるモノだと。(^◇^ ;) ほぇ~
いやいや、食べてるアタシ達だって思ったわさ。
なんで、3杯も食べているんだろう??って。( ̄∇ ̄; アリャ?
説明すると・・・
単純な話しで、オーダーの行き違いだったのである。
お互い、確認すれば良かったのに、あの時、なぜか、場の雰囲気に飲み込まれたアタシ。
目の前と通る小エースを呼び止め、~さっぱりした肉料理~を注文する。
(実は、↑↑↑↑でさえも、この状況でメインは食べないと思っていたらしい・・・笑)
●ヴィエ ディ ロマンス ドレエ トカイフリウラーノ [2006]
最後のパスタは美味しかったけど、この時点で、白旗をあげそうになるくらい
お腹がいっぱいだった。(←そーやろなぁ)
だけど、ここで旗を上げるにはいかなかった。
前回から4ヶ月、自らハードルを上げた『1年間』、その結果が次のお皿に出るのだから。
●メインのお肉料理
盛り付け・・・やっぱりコノヒトならではのセンス。
焼き加減・・・前回より、断然、レベルが上がっている。
しかも、この最悪な状況にも関わらず、アタシ達は美味しくいただくことが出来た。
と、いうことは、今回のメイン、正解だったのである。
この状況でも、Dolce はベツバラ~ラララ~♪
事前に、~チョコが苦手なアタシでも平気なチョコスイーツ~というリクエストをしてみた。
●Dolce
<アタシ's> <相方's>
現Dolce担当イチオシのシブーストは、かなり美味しかったらしい。
スイーツの中でも、かなりお気に入りの登場に喜んでいた。
チョコがチョコすぎない今回のDolceは、アタシの中でかなり評価高し♪
デコレーションに関しては、肉担当的に少し不満があるようだが
いやいや、よく分からない、何があるんだろう?的なホイップが逆に興味をそそるし
カワイイとも、オモシロイともとれる盛り付け、アタシはスキだけどねぇ♪
●デザートワイン♪ (ホントいつもありがとうございます)
カウンターから見る改装された厨房は、照明のせいなのか、ハタマタ夜のせいなのか
以前より、活気が伝わってきた。
前菜、デザートエリアと、火のエリアは、ドアで完全に仕切られているし
大まかな配置は変わらずとも、全てが整頓されてスッキリしたように感じた。
微妙な照明加減で、コックコートが映えているようにも。
(完璧なエリア分けのせいで、寂しさからの放浪?もしくはチョッカイ?)
いつもなら、ココで雰囲気とワインに酔いながら、ボーッとしているところだが
余韻を楽しむことが出来ないくらいの満腹度に、2人ともヘトヘトだった。
(↑↑ ほんと、アホな2人だよっ)
|||||||/(´ω`;)\|||||||||オーマイガーット!!
この日、東京への帰宅時間が迫っており、慌しく、本日のDinnerを終了する。
と、いいつつも、お見送り時に予想外のことで時間をとってしまい
超ダッシュで京都駅まで走るアタシ達でありました(←って、走ったのはタクシーだけど)
ΣΣ┏(|||`□´|||;;)┓
最近、木屋町にハマるアタシに、『憎いくらい美味しい前菜』 と、絶賛したM-King。
過去にそんなことを言った記憶は無く、珍しいなぁと思った。
だけど、『憎いくらい』というコトバが当てはまるくらい、美味しかった。
それと同時に、前菜の仕事への評価を再認識した。
それにしても、サプライズのタイミング、お気遣い、
この人の接客は、ほんとにキモチがいい♪
いつも、ほんとにありがとうございました。
ところで、今回の作戦結果はというと。。。
残念(!?)ながら、『坂本パスタを食する』という作戦については、
ほぼ、失敗に終わった。(3皿目は、もしかすると・・・だけど)
なぜなら、今回は笹島シェフ、自らパスタエリアにいて腕をふるっていたからである。
『リベンジ』をカウンター越しにアピールすると、笑っていた。
そして、そして・・・
この日、お見送りの少し前にミスがあり、それをしきりに反省していた。
レストランというのは、小さなことがキッカケで客足が遠のく恐れがあり
料理を作るだけではなく、サービスというキモチが大事だと思う。
単純なミスは、今後への注意へ繋がるだろうし。
新店への異動が決まった。
話しぶりから、以前ほど本店に固執していない小エースのを見て、
肉担当というポジションが、色々な意味で成長させてくれたように感じた。
『パスタ3皿も食べないでしょ?』
へいへいほー。
だけど、メインも食べたのはエライでしょ?
『そやけど・・・』
by tsuyo-24co
| 2010-04-10 19:00
| IL GHIOTTONE